
「玉露ってどんなお茶?」と疑問に思っている方へ…玉露とは何かを分かりやすく解説し、その高級茶と呼ばれる理由や、煎茶・抹茶との違いを明確にします。 玉露特有の栽培方法や成分、健康へのメリットといった知識に加え、美味しい淹れ方や冷茶、アレンジレシピ、相性の良い和菓子といった楽しみ方まで網羅。さらに、有名な産地やブランドもご紹介します。玉露の魅力を深く理解し、もっと手軽に玉露をお楽しみください!



目次
玉露とは何か簡単に説明
玉露は、日本を代表する高級緑茶の一つです。その甘みと旨みの強さが特徴で、まろやかなコクと、覆い香と呼ばれる独特の香りを持ちます。鮮やかな緑の翡翠色も美しく、特別なひとときを演出してくれるお茶です。
玉露の定義と特徴
玉露は、茶葉を摘み取る前の約20日間、日光を遮って栽培する「被覆栽培」を行うことで、旨味成分であるテアニンやカフェインが増加し、渋み成分であるカテキンが減少します。この栽培方法により、玉露特有の甘みと旨みが凝縮され、まろやかな味わいが生まれます。また、被覆によって葉緑素が増えるため、鮮やかな緑の翡翠色も特徴です。さらに、覆い香と呼ばれる、海苔や昆布のような独特の香りも玉露の魅力です。
他の日本茶との違い
玉露は、煎茶や抹茶など他の日本茶と製法や味わいが異なります。それぞれの違いを理解することで、玉露の魅力が一層際立ちます。
煎茶との違い
項目 | 玉露 | 煎茶 |
---|---|---|
栽培方法 | 被覆栽培(約20日間) | 露地栽培 |
味 | 濃厚な甘みと旨み、まろやかなコク | さっぱりとした渋みと旨みのバランス |
香り | 覆い香(海苔や昆布のような香り) | 爽やかな青葉の香り |
水色 | 鮮やかな緑色 | 淡い緑色~黄色 |
煎茶は、日光を遮らずに栽培する「露地栽培」で育てられます。そのため、玉露に比べて渋みが強く、さっぱりとした味わいが特徴です。香りは爽やかな青葉の香りで、お茶の水色は淡い緑色~黄色です。
抹茶との違い
項目 | 玉露 | 抹茶 |
---|---|---|
形状 | 茶葉 | 粉末 |
飲み方 | 茶葉を湯に浸して抽出 | 粉末を湯で点てて飲む |
味 | 濃厚な甘みと旨み | 渋みと旨み、わずかな苦味 |
抹茶は、碾茶(てんちゃ)と呼ばれる茶葉を石臼で挽いて粉末状にしたものです。玉露と同じく被覆栽培を行いますが、碾茶は蒸した後に揉まずに乾燥させるため、粉末にすることができます。抹茶は茶葉をそのまま摂取するため、玉露よりも栄養価が高いと言われています。
玉露のティーバッグ入り!プチギフトは、「京都ぎょくろのごえん茶」

京都ぎょくろのごえん茶とは
「京都ぎょくろのごえん茶」は、京都にある「お茶をもっと楽しむ」ことをコンセプトにしている人気店です。ニーズに合わせた商品開発力で、高品質なお茶を手軽に楽しめる「コト」を提案しています。
「人と人とのご縁を結ぶお茶」というコンセプトのもと、日常使いのお茶はもちろん、ギフトやノベルティに最適な商品も多数取り揃えています。特に、プチギフトのノベルティグッズで人気を集めているのが、オリジナルデザインや名入れが可能な商品です。



玉露の高級茶たる所以
玉露が高級茶として扱われる理由は、その栽培方法と成分にあります。手間暇かけて丁寧に育てられた玉露は、他の日本茶とは一線を画す深い旨味と豊かな香りを持ち、特別なひとときを演出してくれるのです。
栽培方法のこだわり
玉露の栽培には、他の日本茶にはない独自のこだわりがあります。特に「被覆栽培」と「手摘み」は、玉露の品質を決定づける重要な要素です。
被覆栽培による旨味の凝縮
玉露は、茶摘みの約20日前から日光を遮る被覆栽培を行います。藁や寒冷紗で茶園を覆うことで、茶葉のアミノ酸、特に旨味成分であるテアニンが増加し、渋み成分であるカテキンが抑えられます。日光を遮ることで、玉露特有のまろやかな甘みとコクが生まれるのです。被覆期間や素材は生産者によって異なり、それぞれのこだわりが玉露の味わいに反映されます。
手摘みによる品質の保持
玉露の多くは、今でも丁寧に手摘みで収穫されています。機械収穫に比べて手間と時間はかかりますが、茶葉へのダメージを抑え、均一な品質を保つことができます。熟練した摘み手が、新芽の中でも特に柔らかく上質な部分だけを選び抜くことで、最高級の玉露が生まれるのです。
成分と効能
玉露には、旨味成分のテアニンをはじめ、健康に良いとされる様々な成分が豊富に含まれています。リラックス効果や集中力向上など、心身への効果も期待できることから、近年注目を集めています。
旨味成分「テアニン」の豊富さ
玉露の特徴であるまろやかな旨味は、テアニンというアミノ酸によるものです。被覆栽培によって増加するテアニンは、リラックス効果や集中力向上、血圧上昇抑制などの効果があるとされています。玉露に含まれるテアニン量は、他の日本茶と比べて非常に多く、高級茶たる所以の一つと言えるでしょう。
リラックス効果と健康へのメリット
成分 | 効能 |
---|---|
テアニン | リラックス効果、集中力向上、血圧上昇抑制 |
カフェイン | 覚醒作用、疲労回復、利尿作用 |
カテキン | 抗酸化作用、抗菌作用、コレステロール低下 |
ビタミンC | 免疫力向上、美肌効果、抗ストレス作用 |
上記のように、玉露には様々な健康効果が期待できる成分が含まれています。カフェインによる覚醒作用や疲労回復、カテキンによる抗酸化作用、ビタミンCによる免疫力向上など、心身ともに健康をサポートしてくれるでしょう。
玉露をもっと手軽に楽しむ方法
高級茶のイメージが強い玉露ですが、ちょっとした工夫で気軽に日常に取り入れることができます。ここでは、美味しい玉露の淹れ方から、様々な楽しみ方まで、玉露をもっと手軽に楽しむ方法をご紹介します。
美味しい玉露の淹れ方
玉露の美味しさを最大限に引き出すには、低温でじっくりと抽出することが重要です。高温で淹れると渋みが出てしまうため、適切な温度と時間を守って淹れましょう。
低温でじっくり抽出するポイント
玉露の適温は50~60℃です。沸騰したお湯を一度湯冷ましに入れ、温度を下げてから急須に注ぎます。温度計を使うとより正確に温度管理ができます。お湯の温度が低いほど甘みが増し、高いほど渋みが増すため、お好みの味に合わせて調整してみてください。 「京都ぎょくろのごえん茶」の商品ページでも、玉露の淹れ方について詳しく解説しています。
適正な茶葉の量と抽出時間
茶葉の量は、一人あたり3~5gが目安です。抽出時間は、1煎目は2~3分、2煎目以降は1分程度を目安にします。抽出時間が長すぎると渋みが出てしまうため、時間を計りながら淹れるのがおすすめです。急須に蓋をして蒸らすことで、より深い味わいが楽しめます。
煎 | 温度 | 時間 |
---|---|---|
1煎目 | 50~60℃ | 2~3分 |
2煎目 | 60~70℃ | 1分 |
3煎目 | 70~80℃ | 30秒~1分 |
様々な玉露の楽しみ方
伝統的な淹れ方で楽しむだけでなく、玉露は様々な方法で楽しむことができます。冷茶にしたり、アレンジレシピに使ったり、和菓子と合わせたりすることで、玉露の新しい魅力を発見できるでしょう。
冷茶で楽しむ玉露
玉露は冷茶にしても美味しくいただけます。水出しでじっくりと抽出することで、甘みと旨みが際立ち、すっきりとした味わいが楽しめます。「京都ぎょくろのごえん茶」の玉露は、水出しにもおすすめです。冷蔵庫で一晩寝かせて、爽やかな一杯を味わってみてください。
玉露を使ったアレンジレシピ
玉露は料理やスイーツにも活用できます。玉露を使ったゼリーやアイスクリーム、パウンドケーキなどは、上品な香りと味わいが楽しめます。また、鶏肉や魚などの煮物に玉露を加えることで、臭みを抑え、旨味を引き出す効果も期待できます。「京都ぎょくろのごえん茶」のInstagramでは、『玉露のたまご焼き』レシピを紹介しています。玉露の旨味とほろ苦さで、一味違うたまご焼きが楽しめます!レシピは、こちら。

玉露と相性の良い和菓子
玉露は和菓子との相性も抜群です。羊羹や大福、最中など、甘さ控えめの和菓子と一緒に楽しむことで、玉露の旨みと香りがより一層引き立ちます。特に、抹茶を使った和菓子との組み合わせは、お茶の深い味わいを堪能できるおすすめの組み合わせです。
「京都ぎょくろのごえん茶」のおすすめ玉露を紹介
京都ぎょくろのごえん茶の茶葉は、緑茶発祥の地である 京都・宇治田原にて天保7年創業の茶園さんで大切に育てられました。170年以上継承されている製茶技術と、温度や湿度の少しの違いを感じ取り、一番美味しくいただける状態の茶葉を作り出す茶師の技が『味』を支えています。京の地で古くから伝わる味をお気軽に。様々なシーンでお楽しみいただけるお茶をご用意しております。

京都府宇治田原町の玉露
京都府宇治田原町は、古くから玉露の産地として知られています。昼夜の寒暖差が大きく、霧が発生しやすいという気候条件が、玉露栽培に最適な環境を作り出しています。京都ぎょくろのごえん茶では、この宇治田原町産の茶葉を中心に使用し、その土地の恵みを最大限に活かした玉露をご用意しております。
京都ぎょくろのごえん茶が提供する宇治田原町産の玉露は、濃厚な旨味と深い香りが特徴です。丁寧に手摘みされた一番茶のみを使用し、伝統的な製法で仕上げることで、最高品質の玉露を実現しています。
まとめ
玉露とは何か、その特徴や他の日本茶との違い、高級茶たる所以、そして手軽に楽しむ方法について解説しました。玉露は、被覆栽培によって旨味成分であるテアニンが豊富に含まれる高級茶です。煎茶や抹茶とは栽培方法や味わいが異なり、それぞれの個性を楽しめます。低温でじっくり抽出することで、玉露本来の旨味と甘みを最大限に引き出すことができます。また、冷茶やアレンジレシピ、和菓子との組み合わせなど、様々な楽しみ方も可能です。ぜひ、ご紹介した内容を参考に、奥深い玉露の世界を堪能してみてください。