
こんにちは!ごえん茶です^^葬儀の香典について、お金の入れ方や渡し方のマナーに迷うことはありませんか?故人への気持ちを伝える大切な香典だからこそ、失礼のないよう準備したいものだと思います。香典袋の選び方からお札の向き、中袋や外袋の正しい書き方、マナーとよくある質問まで、葬儀の香典に関する疑問を解消できるように解説したいと思います。一緒に確認して、故人を偲ぶ気持ちを大切にしましょう。



目次
葬儀の香典、お金に関する不安を解消
香典の準備で迷うこと、心配なこと
大切な方の葬儀に参列する時、故人様への最後の気持ちを伝える香典の準備には、多くの方が迷いや不安を感じると思います。香典袋の選び方から、お金の入れ方、渡し方など…「これで本当に良いのかな」「失礼にあたらないかな」と心配になることは、経験がなければ自然なことです。
例えば、香典に入れるお札の向きや枚数、新札を使うべきか旧札が良いのかといった細かな点。また、香典袋への正しい表書きや氏名の書き方、中袋の記入方法など、普段あまり触れる機会のないマナーには戸惑うことあると思います。
香典に関する疑問を解決しましょう
葬儀の香典に関するいろいろな疑問や不安を一つ一つ丁寧に解決!香典の準備から渡し方まで、一連の流れを分かりやすく解説して、安心してもしもの時に備えられるようにお手伝いします。
香典のマナーを身につけることで、故人様への感謝の気持ちを伝えることを大切にして、ご遺族の方々にも寄り添うことができます。心配事を減らして、心穏やかに故人様をお見送りできるよう、一緒に確認していきましょう。
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葬儀にふさわしい香典袋を選ぶ

葬儀に持参する香典は、故人への最後の気持ちと遺族への弔意を表す大切なものです。その思いを伝える最初の準備として、ふさわしい香典袋を選ぶことから始めてみましょう。香典袋の選び方には、いくつかのマナーがあります。
不祝儀袋の種類と水引の選び方
香典袋は「不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)」とも呼ばれ、弔事に使用するものです。水引の色や結び方、袋のデザインにはそれぞれ意味があって、故人やご遺族への配慮を示すために正しく選ぶことが大切です。
水引は、袋の中央に結ばれている飾り紐のことです。葬儀では、二度と繰り返さないという意味を込めて「結び切り」または「あわじ結び」の水引を選びます。水引の色は、主に以下の種類があります。
| 水引の色 | 用途 | 備考 |
|---|---|---|
| 白黒 | 一般的な弔事全般 | 最も広く使われます。 |
| 双銀 | 高額な香典の場合 | 5万円以上の香典で選ばれることが多いです。 |
| 黄白 | 関西地方の一部や神式 | 地域や宗教によって使用されます。 |
また、香典袋には蓮の花の絵柄が描かれたものもありますが、これは仏式専用です。神式やキリスト教式では使用しないようにしましょう。金額が少ない場合は水引が印刷された簡易的な袋でも問題ありませんが、包む金額が3万円以上になる場合は、本物の水引が結ばれた少し上質な不祝儀袋を選ぶとよいです。
宗教に合わせた表書きの選び方
香典袋の表書きは、宗教によって適切なものが異なります。故人の宗教が分かっている場合は、それに合わせて表書きを選びましょう。宗教が不明な場合は、「御霊前(ごれいぜん)」を選ぶのが一般的です。ただし、浄土真宗では故人は亡くなるとすぐに仏になるという考え方から「御霊前」ではなく「御仏前(ごぶつぜん)」を使用します。迷ったときは、葬儀会場の受付で尋ねることも一つの方法です。
| 宗教 | 一般的な表書き | 備考 |
|---|---|---|
| 仏式 | 御霊前(ごれいぜん) 御仏前(ごぶつぜん) 御香典(ごこうでん) | 浄土真宗では「御仏前」を使用します。「御霊前」は四十九日法要まで使用します。 |
| 神式 | 御玉串料(おたまぐしりょう) 御榊料(おさかきりょう) 御神前(ごしんぜん) | 蓮の絵柄がない無地の袋を選びます。 |
| キリスト教式 | 御花料(おはなりょう) 御ミサ料(おみさりょう) 献花料(けんかりょう) | カトリックでは「御ミサ料」、プロテスタントでは「御花料」が一般的です。十字架や百合の花が描かれた袋もあります。 |
| 宗教が不明な場合 | 御霊前(ごれいぜん) 御香典(ごこうでん) | どの宗教にも対応できる表書きです。 |
香典のお金を正しく準備し入れる
香典は、故人への最後の思いを伝える大切なものです。香典袋に入れるお札の向きや枚数、新札か旧札かといった細かな点にも、深い意味と心遣いが込められています。ここでは、香典のお金を準備する際のマナーについてお伝えします。
香典に入れるお札の向きは裏側が基本
香典袋にお札を入れる際は、お札の肖像画が描かれていない裏側を、香典袋の表から見て手前にくるように入れます。さらに、肖像画が下向きになるように揃えて入れるのが基本的なマナーです。これは、顔を伏せて悲しみを表すという意味が込められています。

複数枚のお札を入れる場合も、すべて同じ向きに揃えてください。中袋がある場合は中袋の表面から見て肖像画が裏面になり、下向きになるように入れます。中袋がない場合は、直接外袋に入れても問題ありませんが、同様にお札の向きに心を配りましょう。
香典に入れるお札の枚数 奇数枚がマナー
香典に入れるお札の枚数は、一般的に奇数枚がマナーとされています。偶数枚は「割り切れる」ことから、故人との縁が切れることを連想させるため、避けるのが一般的です。また、「4(死)」や「9(苦)」といったことを連想させる枚数は、不幸を重ねることを意味するとされ、避けるべきと考えられています。
香典に入れるお札の枚数で避けるべき例と、その理由をまとめました。
| 避けたいお札の枚数 | 避ける理由 |
|---|---|
| 2枚 | 「割り切れる」数字で、故人との縁が切れることを連想させるため |
| 4枚 | 「死」を連想させるため |
| 6枚 | 「割り切れる」数字で、故人との縁が切れることを連想させるため |
| 9枚 | 「苦」を連想させるため |
新札はNG 葬儀の香典には旧札を使う理由
葬儀の香典には、新札ではなく、少し使用感のある旧札(古札)を使うのがマナーです。新札は「不幸を予期して前もって準備していた」と受け取られる可能性があるため、避けるべきと考えられています。突然の訃報に接し、慌てて準備したという気持ちを表すために、旧札を選ぶのが心遣いです。
もし手元に新札しかない場合は、一度お札に折り目をつけてから香典袋に入れるようにしましょう。これにより、新札であっても「急いで用意した」という気持ちを伝えることができます。
中袋に必要事項を記入しお金を入れる
香典袋には、お金を直接入れる外袋と、その中にお金を入れる中袋があります。中袋は、故人様への気持ちを大切に包み、受付での記帳をスムーズにするための大切な役割を持っています。ここでは、中袋に記載する金額や住所、氏名の書き方、そしてお金の入れ方について解説します。
中袋の表面に金額を記載する方法
中袋の表面には、包んだ香典の金額を正確に記載します。記載する時は、漢数字の「大字(だいじ)」を使うのが一般的なマナーです。金額の頭には「金」、末尾には「圓」と添えて記入しましょう。
主な金額と大字の対応は次の通りです。
| 金額(数字) | 金額(大字) |
|---|---|
| 3,000円 | 金参仟圓 |
| 5,000円 | 金伍仟圓 |
| 10,000円 | 金壱萬圓 |
| 30,000円 | 金参萬圓 |
| 50,000円 | 金伍萬圓 |
| 100,000円 | 金壱拾萬圓 |
中袋の裏面に住所と氏名を書く際の注意点
中袋の裏面には、ご自身の郵便番号、住所、氏名を記載します。これは、ご遺族が香典返しを送る際に必要となる大切な情報です。一般的には、裏面の左下部分に縦書きで記入します。
複数人で香典を出す場合は、代表者の氏名と住所を記載し、その左横に「外一同」と添えるのが一般的です。ただし、金額が大きい場合や、親しい間柄であれば、連名で全員の氏名を記載することもあります。
封入の仕方
中袋にお金を入れたら、封をします。基本的に、中袋は糊付けをせずにそのまま外袋に入れることが多いです。しかし、中身が飛び出さないように軽く糊付けをしても問題ありません。その際は、封字(「〆」や「封」など)は書かないのが一般的です。
葬儀の香典 外袋に氏名を記入する

香典袋の外袋には、故人への敬意とご遺族への心遣いを込めて、氏名を丁寧に記入します。ここでは、薄墨の選び方から、夫婦や連名での書き方まで、解説します。
薄墨で書く氏名の正しい書き方
香典の氏名には、薄墨を用いるのがマナーです。これは、悲しみの涙で墨が薄くなったことを表現する、日本の古くからの慣習です。筆記具は、薄墨用の筆ペンが手軽で便利です。氏名は、水引の下の中央にフルネームで記入します。読みやすい楷書で、心を込めて書きましょう。
夫婦や連名での香典の氏名記入例
香典を夫婦や複数人で出す場合、氏名の書き方にもマナーがあります。状況に応じた正しい書き方を知っておきましょう。
夫婦で香典を出す場合
夫婦で香典を出す場合は、一般的に夫の氏名を中央に書き、その左隣に妻の名前のみを記入します。妻が個人として香典を出す場合は、妻のフルネームを記入してください。
連名で香典を出す場合(3名まで)
友人や職場の同僚など、複数人で香典を出す場合は、連名で記入します。基本的には、目上の方から順に右から左へ氏名を記入します。全員が同等の立場であれば、五十音順に並べると良いです。
連名で香典を出す場合(4名以上)
4名以上の連名で香典を出す場合は、香典袋に全員の氏名を書ききれないことがあります。その際は、代表者の氏名を中央に記入し、その左下に「外一同」または「他一同」と書きます。そして、別紙に全員の氏名、住所、金額を記載し、中袋に入れて香典袋に同封しましょう。会社や団体として出す場合も、代表者名と「○○一同」とすることが一般的です。
葬儀の香典に関するよくある疑問と注意点
葬儀の香典には、お金の入れ方や金額以外にも、様々な場面で迷うことがあります。ここでは、よくある疑問と、知っておくと安心な注意点をご紹介します。
香典辞退と案内された場合の対応
ご遺族から「香典辞退」の案内があった場合は、その意向を尊重し、香典を持参しないのが基本的なマナーです。故人やご遺族の負担を減らしたいというお気持ちから辞退されることがほとんどなので、無理に渡そうとするとかえってご迷惑になることもあります。
「ご厚志辞退」や「お香典、お供え、お供花はご辞退申し上げます」といった表現で案内されることが多いです。この場合も、同様に香典は控えます。
もし、どうしても何か気持ちを伝えたい場合は、葬儀が落ち着いた頃に改めて弔問に伺い、お供え物(日持ちのするものや故人が好きだったものなど)をお渡しすることを検討します。ただし、これもご遺族が辞退されている場合は、無理強いせず、心の中で故人を偲ぶ気持ちを大切にしましょう。
香典の金額相場はどのくらいか
香典の金額は、故人との関係性によって変わります。地域やご自身の年齢、相手の家庭環境なども考慮して決めることが大切です。一般的な相場を目安に、無理のない範囲で気持ちを包みましょう。
香典の金額は、偶数や「4(死)」、「9(苦)」を連想させる数字を避けるのがマナーです。例えば、2,000円ではなく3,000円、4,000円ではなく5,000円といったように、奇数で包むのが一般的です。
| 故人との関係性 | 香典の金額相場 |
|---|---|
| 両親 | 50,000円~100,000円 |
| 兄弟・姉妹 | 30,000円~50,000円 |
| 祖父母 | 10,000円~30,000円 |
| 親戚(叔父・叔母など) | 10,000円~30,000円 |
| 友人・知人 | 5,000円~10,000円 |
| 会社関係者(上司・同僚・部下) | 5,000円~10,000円 |
| 近所の方 | 3,000円~5,000円 |
上記の金額はあくまで目安です。ご自身の年齢が若い場合は、相場より少なめでも問題ありません。また、会社の慣例や地域の風習がある場合は、それに倣うことも大切です。
お通夜と告別式 両方に参列する場合の香典
お通夜と告別式の両方に参列する場合でも、香典を渡すのは一度だけがマナーです。「不幸が重なる」ことを連想させるため、二度渡すことは避けます。
通常は、最初に参列するお通夜で香典をお渡しします。お通夜で香典を渡したら、告別式では香典袋を持参する必要はありません。受付で記帳のみを行い、お悔やみの言葉を伝えるだけで十分です。
もし、お通夜に参列できず、告別式から参列する場合でも、告別式で香典を渡せば問題ありません。大切なのは、故人を偲び、ご遺族へのお気持ちを伝えることです。
まとめ
大切な方を偲ぶ葬儀の場で、香典は故人への感謝と遺族への心遣いを伝えるものです。香典袋の選び方から、お札の準備、中袋・外袋への記入など、それぞれの場面で故人や遺族への配慮を示すことが大切です。それぞれのマナーの背景には、相手を思いやる心が込められています。また、香典辞退の案内があった場合は、遺族の意向を尊重し、無理に渡さないことが一番の心遣いになります。もしもの時は、心を込めて対応することで、大切な方を送る場にふさわしい振る舞いができます。不安なことや迷うことがあれば、参考にしてみてください。